2015年6月8日のてしごと、「小梅の塩漬け」。
この前の週末、友人たちと群馬県上野村にキャンプに行った。
その途中で立ち寄った秩父・小鹿野の産直で小梅が売っていた。
ビニール袋の中から甘い甘い梅の匂いが立ち込めていて、
買い物の最中、うっとりとその匂いを嗅いでいた。
離れては戻り、戻っては離れとその小梅の前を何往復したことか。
その週の初めに梅を5キロ注文したばっかりで、
今シーズンはもう梅は必要はないよなぁと心の片隅で思っていて、
なかなか買う決心がつかなかった。
しかし、店を去る直前になってもこの梅の匂いから離れることはできず、
宿に冷蔵庫があることを確認し、なんとか持ち帰る目処が立ったので購入を決めた。
何を作るかはあとで考えればいい。まずは買って帰ろうと。
その上、宿を去る際に面倒見のよい友人が帰りも梅を傷めず持ち帰られるように、
保冷剤をたっぷりいれた保存ボックスを用意してくれていて、無事にうちに持って帰ることができた。
感謝。
うちに帰るとすぐに、どんな梅しごとにしようかなぁとレシピを探していたら、
ちょうどこの「小梅の塩漬け」のレシピが見つかり、早速チャレンジしてみた。
基本は梅干しと同じ、ただし干さない。
どんな味に仕上がったのだろうかと思い、梅酢が上がった直後を一つ試しに食べてみた。
ちゃんと漬かってはいたが、まだ塩が立っていて、つんつんと味がとんがっていたが、
これはこれでありだ、うん。
身が小ぶりなのにもかかわらず、
食べた時、顔の真ん中にパーツがよる酸っぱさは変わらない。
けれども干してないため、身が凝縮されておらず、
フレッシュな美味しさは何粒でもいけてしまう。
酸っぱい、美味しい、酸っぱい、美味しいの繰り返し。
塩と馴染んだら一体どんな味になるのだろう?
出来上がりが楽しみな梅しごととなった。