le05.05.2017

テリ・ワイフェンバック『The May Sun』展を観る。ブックディレクターの幅さんがInstagram で紹介していて、機会があれば観たいなぁと思い、思い立って訪れた。最初の展示室が彼女の最初の写真集をばらしたものだったが、オリジナルプリントを観られると思っていたので残念だった。写真集はとても素敵だったので、そのうち手元に置きたいと思った。それより、彼女のお母さまの遺品であるパレスチナに巡礼に行った方たちがお土産として買い求めた押し花帳の写真がものすごくよかった。息を潜めていると、一つ一つからその花の、そして買い求めた人たちのおしゃべりが聞こえてくるような気がした。静けさの中にある圧倒されるほどの強さ、物が語るってきっとこういうことだと思った。

展示の図録ではなく、この押し花の写真集が欲しいなと一度手にしたが、値段を見てこれはきびしいなぁと思い、棚に戻した。戻した瞬間、すぐに別の方がその本を手に取り購入、その本は売り切れとなった。そうなると俄然気になるのが私の性分、サイトをいろいろ調べたが、ショップで売っていた値段よりも高く、その上売り切ればかりだった。あの時手にしておけばと少しだけ悔いが残った。

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