le21.07.2017

森岡書店を後にして、沖潤子さんの展示を観に資生堂ギャラリーへ向かった。天井からかかっている作品たちが空調の風で揺れている。そのリズムがまるで呼吸のようで微睡みそうになる。抗うことなく微睡みに身体を任せると、胎内にいるような思えてくる。ちゃぷん、ちゃぷん。記憶の奥底からか、または太古の記憶からか、はるか昔に聞いたことのあるリズムが身体の中に蘇り、ずっとそこにいたくなる。漂っていたくなる。そして、何かの拍子にはたと気づいて身震いすると、今、在る世界がそこにある。そう、私は今を生きているのだと。

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