在宅勤務も5週目に突入した。緊急事態宣言が延長すると、自ずと在宅勤務も延長となる。そのためこの連休はお休みにもかかわらず、会社のメールをチェックしないとならない。ずっと家にいるからこそ、この連休は仕事のことなんか考えたくもなかったのに……。ちょっと、というか、かなり憂鬱、けれども仕方がないとやり過ごす。
先日ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界 〜海外の知性が語る展望〜」をみた。その中でNY在住の国際政治学者イアン・ブレマー氏がこのような状況の中で平常心を保つにはどうしたら良いかというコーディネータの質問に対し、犬を飼うことです。犬は癒しになります。と真面目に答えていらっしゃったのが一番印象に残った。犬、犬ですかぁ、やっぱ犬だよね。他にもなるほどなぁと思うことを語っていらっしゃったのだが、もうこの答えがあまりにも素晴らしすぎて、全部持っていってしまった。世界のオピニオンリーダーのトークなのに、一番印象に残ったのはこれかぁと思うとなんだか申し訳ない気持ちになるのだが、自分の気持ちには正直でありたい。そしてもう一度見返したらまた別のことが印象に残るかもしれないと淡い期待を抱いている。
でもこの方がおっしゃる通り、こういう時に犬がそばにいるのはとても良いことだと思う。在宅勤務で生活のリズムが乱れるかと思いきや、私は飼い犬のるうのおかげでいつも以上に規則正しい生活を送っている。0630起床、るうのごはんをあげる。布団を片付け、家中の窓を開ける。お香を炊き、水を1杯のみ。深呼吸のエクササイズを行う。着替えて、顔を洗い、髪の毛を整える。0700頃、るうと1時間半から2時間、朝の散歩にいく。帰ってきて朝食を準備し、ゆっくり食べる。片付けて、歯を磨き、0930頃から仕事を始める。これが私の朝のルーティン、なんとまぁシンプルなことか。
今日から夏時間、起床時間を1時間早まり0530となった。おそらく夜はそんなに遅くまで起きていられない。何か一つ、夜のルーティンが朝に移動してくるだろう。それがまだ何になるか決めていないが、知らず知らずのうちに私の暮らしに馴染んでくるのだろう。暮らすとはきっとそういうこと、楽しみだ。