201406_01きょうのあみもの

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好きなてしごとの一つに、「編みもの」があります。

1本もしくは2本の糸を編みすすめていくといつしか1枚の布になり、

その布から新しい形が生まれてくるという過程が好きで好きでたまらないのだと思います。

 

今年に入ってからなぜか靴下を編んでみたくてしょうがありませんでした。

あまりにも寒く冷えきった冬だったからでしょうか?

自分で編んだ毛糸の靴下が足を包んで温めることを想像するだけで、

冷えきった身体がぽかぽかしていくような心地になりました。

さぁ、作ってみようとチャレンジしたものの、

一度も靴下を編んだことがない私にとって、

とりわけかかとの部分の難易度が高く、

なかなか編み進めることが出来ませんでした。

 

そんなとき、keitoという毛糸専門店で開催していた「輪針2本で編むソックス」というワークショップに参加しました。

靴下は鎖編みから目を作り足首から編むという作り方しか知らなかった私にとって、

履き口から編むという作り方は、

こっちから編む方法もあるんだと新しく学んだことがとても新鮮で、興味深く、

どんどん編み進めることができました。

また、かかとも引き返し編みという編み方を使うのではなく、

減らし目、増やし目を用いて作り、あとでとじるという方法が、

初めて靴下を編む私にとって、靴下を作るというハードルをぐんと下げてくれたような気がしました。

その後、つま先のメリヤスはぎ、かかとのすくいとじは我流でやっていたのを修正しよう決心し、

編み物仲間に教えてもらったり、もう一度keitoに行ってスタッフの方に教えてもらうなど、

かなり手こずりましたが、ようやく私のものになったのではないかなと思っています。

 

梅雨に入り、もうすぐ暑い夏を迎えるというのに、

私の編みもの熱は冷めることを知りません。

きっと今年の夏は暇さえあれば、手を動かし、何かを編みすすめていることでしょう。

次は何を編もうかな?

編みものノートも作りたいな。

そしてこれからも私のペースで編みものというてしごとを楽しんでいきたいな。

「鰻の匂いで飯を喰う」展が終了しました!!

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この展示に出展するのなら、
「赤い」料理がいいなと思い、
それなら「この料理」しかないなと、
あっという間に作るおかずは決まりました。
赤さと辛さと弾力と。
ビールのつまみに、ご飯にのせて丼ものに…。
食べてみたいな、と思ってくれたらうれしいです。
作ってみたいな、と思ってくれたらいうことなしです。

 

2014年6月13日(金)から6月15日(日)までギャラリー・ヒトコロで開催されていた「鰻の匂いで飯を喰う」展が無事に終了しました。

ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

 

この展示に出展するのなら、なぜか赤い料理がいいなぁと最初から決めていました。

そして作るのなら、このフレッシュトマトのえびのチリソース煮がいいなと。

あっという間にモデルは決まったのにかかわらず、

なかなか作れなくって…。

おそらく食べたい気分になかなかならなかったのでしょうね。

写真を撮るために作る、というのが私になじまなかったのだと思います。

美味しそうに出来たから撮っておこうとか、

今日はこれを作ったから撮ってみようとかの方が、

私にとって自然なんだろうなぁ、と。

 

写真はあくまでも私の暮らしに寄り添うものであって、

私の暮らしが写真に寄り添うことはおそらくないのだろうなぁと。

そう、写真は私を伝える手段であって、方法ではないのだ、と。

 

おかずという身近なものを通して、

暮らしの中で私と写真との関係が、

はっきりと輪郭を描き始めた展示となりました。

「鰻の匂いで飯を喰う」展に参加します!!

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NADAR/TOKYOにて寫眞譚第二回写真展『五重奏』を開催中ですが、

今週末、同じビルの上の階にあるギャラリー・ヒトコロで、

「鰻の匂いで飯を喰う」展に1点、おかず写真を出展します。

ヒトコロというのはまるで誰かのおうちに遊びに行ったようなギャラリー、

靴を脱いで、「お邪魔しま〜す」といって入って行く、というかどうかはその人次第ですが、

畳のある部屋でくつろぎながら写真を観ることができるスペースです。

今週末はそのギャラリーを鰻の匂いで満たし、→ここ大事!! 鰻は出ません。

たくさんのおかず写真を見ながら、おにぎりを食べる(有料:500円)という展示です。

他にも「おかずグランプリ」など楽しい企画が盛りだくさん!!

上から見てもよし、下から見てもよし。

週末ギャラリーにいらっしゃる方はぜひおなかをすかせて遊びにきてくださいね。

お待ちしております!!

タイトル:植田華菜子プレゼンツ 公募おかず展「鰻の匂いで飯を喰う」〜ヒトコロを味わい尽くす3日間〜

会場:ギャラリー・ヒトコロ
東京都港区南青山3-8-5 M385 BLDG #16

会期:2014年6月13日(金)〜15日(日)
12:00〜19:00(日曜日は17:00まで)

201406_01きょうのおかず

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2014年6月7日のおかず、フレッシュトマトのえびのチリソース煮

梅雨に入りました。

梅雨に入ったからといって、食欲が落ちることのない私ですが、

これからの季節、無性に辛いものや酸味の効いたものが食べたくなります。

冷蔵庫をみると、むき海老とトマトがちょうど入っていて、

これはもう作るしかないよね、と(笑。

(いやいや、入っていたのにはちゃんと理由があったのです、が)

トマトの湯剥きと種を取るのに少し手間がかかるけれど、

おうちで作るえびチリなら、

これが一番手軽で美味しいのではないかと私は思っています。

そのまま食べてもよし、

ごはんにのせて、丼ものにしてもよし。

ビールのおつまみにするのもいいよね。

さてさて、次はいつ作りましょうか?

『奏でる、響く。わたしのグラノーラ』vol1がnunocotoに掲載されました!!

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先日ご報告した「nunocoto」にエッセイがアップされました!!

タイトルは、『奏でる、響く。わたしのグラノーラ』。

寫眞譚で毎月行っている「web photo talk」、

5月のテーマは6月10日(火)から始まる寫眞譚第二回写真展「五重奏」の『予告』だったのですが、

その回で私が私の写真につけた言葉から…。

 

さて、エッセイの記念すべき第1回目は『最初に作りたい、基本のグラノーラ』

高校時代に初めて食べたグラノーラの思い出をエッセイに、

レシピはスーパーマーケットで全ての材料が揃えられるよう材料を工夫し、

作ってみたいなと思ってもらえるよう、

大切なことはぶれずに、シンプルに書き上げてみました。

読んだ感想、作ってみた感想などお聞かせいただければ幸いです。

私がグラノーラに興味をもったのは、

昨年春に刊行された『暮らしの手帖62』にグラノーラのレシピが掲載されていたからです。

グラノーラって手作りできるんだ!!作ってみたい!!と思っていたのですが、なかなか実現せず、

ようやく作ることが出来たのは今年の2月。

作り上げた後は、とっても嬉しくて、満ち足りた幸せな気持ちになりました。

作ってみたいという夢が叶ったこと、

そしてなにより、グラノーラがもたらす食の豊かさが私をそんな気持ちにさせたのに違いありません。

素材を足すこと、素材を引くこと。

食の足し算引き算って暮らしの足し算引き算と一緒なんだなと私自身の中でつながり、

その結果、ますますグラノーラにのめりこんでいきました。

あるからこそ成り立つ暮らし、ないからこそ成り立つ暮らし。

そこにあるのは紛れもない私の暮らし。

これからも大切に、慈しんでいきます。

寫眞譚第二回写真展「五重奏」に参加します!!

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『寫眞譚』とは私が所属している写真のグループです。

2013年2月、NADAR/TOKYOで開催されたフォトトークというイベントに参加しました。

自分の撮った写真について語る、ただそれだけのことなんですが

そこで出会ったメンバーがとっても面白く、また会っておしゃべりしてみたいなと思い、ご縁をつなぎ、

様々な要因が重なって、2013年6月に第1回の写真展「Photo Talk〜私のお気に入り〜」展を開催しました。

展示後、改めて話し合いの場を持ち、このメンバーで活動を続けていこうと決意し、「寫眞譚ブログ」を開設、

私たちが出逢ったきっかけでもあるフォトトークをweb上で展開する「web photo talk」や、

企画展の感想を綴る「寫眞譚的レビュー」など’写真と言葉’をテーマになど活動を続けてきました。

それから1年、寫眞譚第二回写真展を開催する運びとなりました。

お時間のある方、お近くまでいらっしゃった方、ぜひ遊びにいらっしゃってください。

メンバー一同、お待ちしております。

 

≪タイトル≫
五重奏

≪会期≫
2014年6月10日(火)~6月22日(日)
open 12:00 – close 19:00
*最終日は16:00まで、月曜休廊

≪会場≫
NADAR./TOKYO

107-0062
東京都港区南青山3-8-5
M385 BLDG #12
tel/fax: 03-3405-0436

東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅 A4出口:徒歩5分
東京メトロ銀座線「外苑前」駅 1a出口:徒歩7分

≪メンバー≫
石川省吾、井戸博章、GAKU、椿原桜果、吉澤美季

≪コンセプト≫
私たち寫眞譚は、写真と言葉を通してお互いを理解し、外に向けて発信してきました。

私たち一人ひとりは、どんなものに興味があるのか、どんな写真を撮るのか、そしてどんな言葉で写真を語るのか。

それは写真と言葉という共通項を持つ私たちだからこそできる、お互いを理解するための唯一の方法でした。

写真と言葉はその人の人となりを的確に表します。切り取られた光景、紡がれた言葉。

そこから広がるのは、自分自身でさえ気づかなかった新しい世界。その世界を、研ぎすまされた五感で身体いっぱいに感じながら、

いつしか私たちは、私の写真という旋律を奏で始め、言葉が重なり合い、そして全てが響き合い、音楽が生まれる。

それは私たちにしか表現できない寫眞譚という「五重奏」。

ぜひ観にきてください。

「今年のさくら」展が終了しました!!

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咲き誇る八重桜、新しい葉とともに。
その柔らかさに、その清らかさに、その透明さに。
心奪われ、ただただ立ち尽くす。

 

2014年5月27日(火)から6月1日(日)までルーニィ247・フォトグラフィで開催されていた「今年のさくら」が無事に終了しました。

ご来場いただいたみなさま、メッセージを頂いたみなさま、どうもありがとうございました。

 

桜より梅派な私がこの展示に出展するにあたり、

桜のどういうところが素敵だと思う?と何度も何度も自分に問い返しました。

ソメイヨシノが咲いている姿を見ても、綺麗だとは思うし、

あぁ、春がやってきたと思うし、お花見したいなと思うのだけど、

なぜか心の中に引っかからず、残らない…。

出展するため、写真も撮ってはみたのだけど、なんとなくピンとこない…。

う〜ん、困った。

 

そうこうしているうちに、だんだん心の奥底から浮かんできたのは、

八重桜の柔らかく優しいフォルムと、光が透けて輝く青葉。

 

そうそう、毎年氏神さまに植えてある八重桜の下で、

口をあんぐり開けて、見惚れていたっけ。

幹がとても立派で太く、いい枝振りで、

生命感に溢れていると同時に、

お参りする私たちを見守ってくれている、優しい八重桜、2本。

そうだ、この桜にしよう、この桜を撮ろう!!

と、カメラに収めた一枚がこの写真です。

 

今回もプリントはプルントの小林さんにお願いしました。

透明感を出したいと伝えたところ、

局紙なら艶感もでていいんじゃない?ということだったので、

初めてその紙を使用してみました。

画面で見るより少し黄色がかった色でプリントされていたのですが、

とても綺麗な作品に仕上がっていて、私自身が驚いてしまいました(苦笑。

またギャラリー主の方から、

ゲストで参加なさっていた熊谷聖司さんから、

「いいね、綺麗だね」という感想をいただいたというお話を伺い、

とっても嬉しくなってしまいました。

ありがとうございます。

 

展示を機会に、普段自分が向き合わないもの、今回は桜ですが、と

向き合った時間は、私にとって宝物となりました。

そして、改めて

「世界は美しいもので満ちあふれている。」と

気づかせてくれた展示となりました。

 

 

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野菜とお豆のスープ

2014年5月28日のおかず。

身体が重いなぁと感じたら、必ず作る一品。

朝、お豆を戻しておいて、

帰ってきたら固形スープの素とローリエを入れてお豆を煮る。

冷蔵庫にある、スープに似合う食材を賽の目に切って、フライパンで炒める。

にんにく、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ。

今の季節ならズッキーニ、アスパラ、キャベツなんてどうかしら?

お豆を煮ている鍋が沸騰したら、炒めた野菜をいれて、ことこと、ことこと。

野菜とお豆が柔らかくなったら、塩と胡椒で味を調えて、

コーンを入れて出来上がり。

そのままでも美味しいけれども、たまにはトマト風味にしたくなる。

その時は、塩は控え目、レモン汁で味付けを。

当分食べることになるくらい。毎回作ってしまうので(苦笑、

量が少なくなってきたら、

豆乳を入れたり、カレー粉を入れたり、

味に変化を持たせて楽しんでるこのスープ。

食べ終わる頃には、身体も少し、軽くなっている、はず…。

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キャベツとひき肉のトマトソース煮込み

2014年5月23日のおかず、

春キャベツが出回る頃、毎シーズン必ず作る一品、

別名「巻かないロールキャベツ」。

材料はキャベツ、ひき肉、玉ねぎ、トマトソース、赤ワイン、固形スープの素、ローリエ、塩、こしょう。

ね、どこかでみたことのある材料たちでしょ?

柔らかいキャベツは1/2個、甘味のでる芯は必ず入れましょう。

たくさん作って、2回目以降はご飯を入れて温めて、リゾット仕立にしちゃいましょう。

食べる直前、チーズをかけることをお忘れなきよう。

公募写真展「今年のさくら」展に参加します!!

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桜より梅、な私ですが…

ゲスト写真家が熊谷聖司さんと聞いて、テンションがものすごく上がり、

思わず出展を決めてしまいました(笑。

そのため(?)、今シーズンほど桜と真剣に向き合い、レンズを向けた春はなかったと思います!!

この写真のように出展作に選ばなかったさくら写真の多いことといったら…。

そして、あまりにも冬が長く寒かったので、

こんなに桜の開花を待ちわびた春も。

 

ギャラリーに咲き誇る、たくさんのさくら写真、観にいらっしゃいませんか?

お待ちしております 。

 

 

会期:2014年5月27日(火)~6月1日(日)12:00~19:00 ※最終日は16:00まで

会場:ルーニィ・247フォトグラフィー

東京都新宿区四谷4-1-1 みすずビル1階

03-3341-8118

関連行事:5月31日(土)18時より ゴザの宴

ゲスト:熊谷聖司