2015年10月3日のてしごと、「つま先から編む靴下」。
この4月ごろから編み物熱がぱたっと切れた……。
昨年は編み物がとても楽しくて、
これを編もう、あれが編みたいと、
毛糸を購入したり、本を眺めてアイデアをもらったりと編み物三昧だったのに、
その熱がふつりと切れた。
編み物をする気分じゃないというより、編み物に対する熱意がなくなったのだと思う。
あれほど熱意を注いでいたものがぱたっと途切れるってこういうことかぁと、
どこかしら他人行儀な視線が私自身を見つめていた。
そんな私の編み物熱が戻ってきたのは8月末。
晩夏とは思えないほどの涼しさに、そろそろ編みたいなぁという気持ちが、
むくむくと湧き上がってきた。
新しいものを編むのもいいが、まずは編みかけをなんとかしようと、
再び編み始めたのがこの「つま先から編む靴下」。
2つ目のかかとまではすでに編みあがっていたので、
あとは増やし目をいれながらハイソックスに仕立てていく。
会社の昼休み、お昼ご飯を食べたあと、ただただ無心に編む。
思っている以上に編む速度が速い。そして心が無心になっていく。
そうか、ここ最近私の暮らしに足りなかったものはこれだったのか。
取り戻した大切な時間、またここから大切に育んでいきたい。