先週末、尾道市(向島)でいただいた尾道焼き。
朝の連続ドラマ小説『てっぱん』(2010年・NHK大阪)の主人公・あかりが
大阪で祖母と一緒に切り盛りしたお店「おのみっちゃん」で焼いていた尾道焼きも
こんな味だったのかしら?とふと思いながらぺろっと食べてしまいました。
先週末、尾道市(向島)でいただいた尾道焼き。
朝の連続ドラマ小説『てっぱん』(2010年・NHK大阪)の主人公・あかりが
大阪で祖母と一緒に切り盛りしたお店「おのみっちゃん」で焼いていた尾道焼きも
こんな味だったのかしら?とふと思いながらぺろっと食べてしまいました。
夜中にクッキーを焼く。
バターと砂糖と卵の混ざったにおい、
ふわりと朝まで香る。
それは幸せのにおい。
毎年ソメイヨシノが咲く頃、
カトリーヌ・ドヌーブ主演の『昼顔』を思い出す。
昼の清楚さ、夜の妖艶さ、その2面性。
どちらが好きかはその時の気分次第。
風が吹き、ひらりひらりと花びらが散るたびに、
変わる心。
妹夫婦からもらった花束をベッドサイドに飾る。
朝起きた時、一番最初に目にするものは、やはり美しいものがいい。
花をもらうとなんだかとても嬉しくなるのは、
なぜなんだろう。
名刺判写真(carte de visit)の大きさは8.3cm×6cm、
L版の約半分の大きさです。
大きな写真が主流な昨今、ちょっと新鮮な大きさじゃありませんか?
今回は額からインスピレーションを受け、
青い写真を1点展示します。
一つ一つの異なる額に、一つ一つの小さな世界。
ぜひいらっしゃってください。
お待ちしております。
日時:2015年2月17日(火)~3月1日(日)
12:00 – close 19:00*(最終日は16:00まで、月曜休廊)
場所:NADAR/TOKYO
2014年12月4日(木)から12月14日(日)までCrossroad Gallaryで開催されていた「カメラな旅 写真展」が無事に終了しました。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
「カメラな旅」という美味しいものを食べて、観光して、緩やかに写真を撮るというグループに参加することになり、
11月にメンバーで訪れた長崎の写真を展示しました。
額装した作品は、長崎の爆心地側にある被曝クスノキです。
原爆の投下により一度は焼け落ちた木ですが、2、3年後に芽を吹き返しました。
この幹を見たとき、愚かな私たちをお許しくださいと祈り続ることしかできませんでした。
そして祈っていると上から葉ずれの音や木漏れ日が差し込んできて、
私たちはこの世に生かされているという気持ちになり、
ぱぁと目の前が開けました。
この世に生かされているのなら、私に与えられた役目をきちんと自覚しよう。
そして、ただひたすらにそのことだけをていねいにやり続けよう。
11月の長崎の旅は、私にこんなことを教えてくれました。
******************************************************
今年7月に母がくも膜下出血で倒れました。
その時、唯一私が触れることができたものが写真でした。
映像は動いてうるさいし、音楽は耳に障る。
絵画は主張が激しすぎて、現代美術を観るには心も身体もついていかなかった。
なぜそれが写真だったのかいまだにわかりません。
作品を通して、自分の心の奥にどっぷり浸り、浮上することを繰り返し、
心のバランスを取っていたのかもしれません。
いずれにせよ、
私は写真に救われ、たくさんの方々のご縁とご好意に助けられた半年間でした。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
どうもありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。
幸いなことに、母は後遺症も残ることなく、毎日を元気に過ごしています。
いつまでもそうあって欲しいと願う、2014年の年末です。
カメラな旅とは、
たくさんおしゃべりして、おなか一杯美味しいものを食べて、
いっぱい笑って、その合間に写真を撮る。
一人旅もいいけれど、仲間と旅するのもいいですよね!!
5年位前からみなさんで旅をしているそうです。
私は今年の11月、長崎の旅に初めて参加しました。
すっかり忘れていたけれど、今年の手帳に「フィルムカメラと仲良くなる」と書いてありました。
目標達成!?、今回はフィルムで撮った写真を展示します。
来年は誰とどこに行こう?
そんなことを思いながらぶらりと遊びに来てくださると嬉しいです。
あなたの旅のお話もぜひ聞かせてくださいね!!
≪会期≫
12月4日(木)〜7日(日)、12月11日(木)〜14日(日)
12:00-19:00(最終日は17時まで)
≪会場≫CROSSROAD GALLERY
東京都新宿区四谷4-28-16 吉岡ビル5階
03-3341-8118
四谷4丁目交差点 文房具 EMOTO のあるビル5階
2014年6月10日(火)から6月22日(日)までNADAR/TOKYOで開催されていた寫眞譚第二回写真展『五重奏』が無事に終了しました。
ご来場いただいたみなさま、メッセージをくださったみなさま、どうもありがとうございました。
『五重奏」というタイトルをいただいたとき、
たくさんのものが集まって一つのものを形作るものを展示したいなと思っていました。
五重奏って、様々な楽器の音が奏で合って一つの音楽を作り上げていくでしょう?
そのイメージを私なりに表現したいなと思ったのです。
じゃぁ、私が撮れるイメージってなんなんだろう?と思ったとき、
最初に思い浮かんだのが、日々の暮らしの中につねにある手仕事でした。
数ある手仕事の写真から出展作を組もうかと思ったのですが、
最終的に落ち着いたのは、タイトルをいただいた時にはまっていたグラノーラ。
グラノーラの完成図と作るために使った素材を組み合わせ、
私の『五重奏』を作りあげることができました。
プリントはプルントの小林さんにお願いしました。
素材の艶感、透明感、質感を生かしたいと希望を伝え、
『今年のさくら』展同様、局紙を使って出力してもらいました。
観る位置により光の加減が異なるため、
立ち位置により表情が異なる写真を楽しんでもらえたのではないかと思っています。
そして、今回の展示で、私の写真と局紙の相性はかなりよいのではないかと実感しました。
額装をお願いしたのは、Roonee 247 photographyの杉守さん。
グラノーラと私が持つ雰囲気にあった額装に仕上げていただきました。
今回、写真の持つ雰囲気と額装がぴったり合っていたという感想をたくさんいただき、とても嬉しくなりました。
お二人に心からの感謝を捧げます。どうもありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします!!
今回、初めて素材というものにとことんつきあい、
素材そのものが持つ形の美しさに改めて魅了されました。
どの個体をとっても一つとして同じものはなく、それぞれがとても美しいなぁと思うようになり、
手仕事をする際の素材の扱い方が、
今まで以上に愛おしく、ていねいになったような気がしています。
また素材は、自然が産み出した造形物の一つ、
造形物フェチの私としては、どうしてこのことに気づかなかったのだろう?と
新たな発見がありました。
今回の展示を観て、
私のことを知っている方たちから、
あぁ、らしい写真だね、と、
また実際展示を観にきてくださった初めて会う方から、
この写真があなたのものでしょう?という言葉をもらうようになりました。
これは、とても嬉しい反面、
私のことを全く知らない方が私の写真を観て、
なにを感じて欲しいか?、どんなことを汲み取って欲しいか?
という課題が生じるきっかけとなりました。
構図、ライティングを突き詰めることも合わせ、
まだまだ日々是精進が続いていきます。
こういうきっかけをいただけることが、
展示を定期的に行う意味のひとつなのではないかと思います。
2014年に行う展示の中で一番のビッグイベントは終了しましたが、
終了と同時に、来年への準備が始まっています。
今よりもっと私が在りたい私になるように、
私の暮らしの中に写真がもっと寄り添っているように、
日々を積み重ねていければと思っています。
これからもよろしくお願いします。
2014年6月13日(金)から6月15日(日)までギャラリー・ヒトコロで開催されていた「鰻の匂いで飯を喰う」展が無事に終了しました。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
この展示に出展するのなら、なぜか赤い料理がいいなぁと最初から決めていました。
そして作るのなら、このフレッシュトマトのえびのチリソース煮がいいなと。
あっという間にモデルは決まったのにかかわらず、
なかなか作れなくって…。
おそらく食べたい気分になかなかならなかったのでしょうね。
写真を撮るために作る、というのが私になじまなかったのだと思います。
美味しそうに出来たから撮っておこうとか、
今日はこれを作ったから撮ってみようとかの方が、
私にとって自然なんだろうなぁ、と。
写真はあくまでも私の暮らしに寄り添うものであって、
私の暮らしが写真に寄り添うことはおそらくないのだろうなぁと。
そう、写真は私を伝える手段であって、方法ではないのだ、と。
おかずという身近なものを通して、
暮らしの中で私と写真との関係が、
はっきりと輪郭を描き始めた展示となりました。