イースターの夜に

イースターの夜、松山に住む大伯母に「主のご復活、おめでとう」と電話した。大伯母は私のゴッドマザーで修道院に住んでいる。

「今日はどうしていたの?」との質問に、私はyoutubeで大司教さまのミサに与って、その中のご説教がとても素晴らしく、思わず涙ぐんでしまったという話をした。大伯母はというと、学長神父さまが本来なら本部にいらっしゃるはずなのだが、移動禁止令が出てしまい松山から戻れなくなってしまった。そのおかげで今日はご復活のミサに与ることができたと嬉しそうに話していた。あぁそれは良いご復活だったねぇと私まで嬉しくなる。

COVID19の話もする。会社はいつまで在宅なの?見えないから怖いよねぇ、いつ終息するのだろうか、おそらく緊急事態宣言終了日は残念ながら難しいよね、と。またCOVID19後の世界はどんな風になるのだろうか?という話もした。おそらく今まで通りとはならないだろう、世界は確実に変わるだろうと。じゃあどんな風に?海外ではカード決済しか使えなくなった(あら私、カード持っていないわ)。テレビ会議や飲み会が普通になってきた(でもそれは便利だけど触れられなくて寂しいわね)でも会議はわからないけれども飲み会は今だけのことだと思うよ。(COVID19後は世界が良い方向に変わるかもしれないけれど、例えば環境問題についてみんなもっと考えるかもしれないし、今まで以上に他者に寄り添う社会になるかもしれない、でもねもしかしたら悪い方向かもしれない。世界が閉じてしまうかもしれない。排除してしまうかもしれない。そうならないようにお祈りしましょう)そうね、お祈りしましょう。こう約束して電話を切った。

大伯母は昨年米寿を迎えた。前向きで、どんなことも喜びに変えてしまう。そして世界をよく知っている。こんなおばあちゃんに私はなりたい。

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