4月27日にダイニングテーブルに飾る花を買った。
淡いピンクのラナンキュラスにしようかと迷ったが、
少しシックに紅茶色のバラを選んだ。
そのバラの開ききった時の形、その形が形容しがたいほど美しく、
その開きゆく時を一緒に過ごし、見つめ続けたいと思ったからだ。
ちょうど入荷したての同じバラがあり、
開いたものと蕾のとどちらがいいか聞かれ、蕾のものを2本購入した。
色に惹かれて、匂いに惹かれて、形に惹かれて花を選ぶ。
その選ぶ理由の一つに、その花の行き着く形に惹かれてというものがあってもいいのではないか?
そんなことを考えながら、このバラの開きつつある様を私はじっと眺めている。