2015年5月4日のてしごと、「いちごのジャムとムース」。
市場にようやく小粒のいちごが出回り始めた。
このいちごを見つけたら、やっぱりジャムを作りたくなる。
ヘタをとって洗った後、鍋の中に砂糖とともにいれて、一晩おく。
朝起きて鍋の蓋を開けてみると、砂糖は見事に消えてなくなり、
透き通ったガーネット色をした煮汁となってそこに在る。
うっとりするほど美しい。
鍋を火にかけるとすぐに台所中が芳しい華やかな香りに包まれる。
ことことことこと30分、さらさらしていた煮汁がいつしか粘りを持ち、
果肉の赤さを一層引き立たせるかのようにまとわりつく。
深みのあるガーネット色、さてさて、どうやってより一層ひきたたせようか?
5日に遊びに来る海外からの友人のためにつくったいちごのムースにかけるのはどうだろう?
乳白色のピンクに透き通ったピンク、その上に絡まる深いピンク。
うん、完璧だ。