2015年4月29日のてしごと、「バナナブレッド」。
両親と妹夫婦と晩ご飯を食べることになり、
デザートをどうしようかな?と考えていたところ、目の前にはちょうど熟したバナナがあった。
もうこれはバナナブレッドを作るしかないよなと思い、バターを室温に戻した。
気温はすっかり春めいているのに、焼き菓子を作る私の感覚はまだ冬のまま。
バターが硬いうちにくるみの下焼きをしようと思っていた頃には、バターはすっかり柔らかくなってしまっていた。
ここで作り始めないともっともっと柔らかくなり溶け始めてしまう。
しょうがない、今回はくるみはなしにしよう。私は作業を開始した。
けれども心のどこかでは香ばしさが欲しいなぁと、
ちょっと悔しい思いをしながらバター、砂糖、卵を擦り合わせていた。
小麦粉を入れるちょっと前のタイミングで、ぽんと閃いた。
そうだ、全粒粉を少し入れてあげよう!そうしたらいつもと違った香ばしさが出るかもしれない。
全粒粉を入れることによって、生地は少し硬く重くなる。
けれども最後に混ぜるバナナをいつもより少し小さくなる様につぶすことで水分を出し、
いい感じの生地の柔らかさと滑らかさを目指す。
焼き上がりはいつもよりちょっとだけ粉の味が強いが、バナナの味を消していることは全くない。
この生地にくるみをいれるのもありだなとか、生地が強いのでレーズンをいれるのもいいかもと、
次に作るバナナブレッドに向け新たな構想を練っている。
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