4月下旬に購入した鉢植えのラベンダーが、
ここ数日の暖かい日差しのおかげで一気に花開いた。
下からは新しい花芽や脇芽がどんどん出始めていたので、
咲き誇っているものは収穫しようと思い、鋏をもってベランダにでた。
脇芽のその少し上で、ぱちん、ぱちんと鋏を入れる。
ラベンダーの爽やかな香りがあたり一面ふわりとひろがる。
その空気を吸い込んだ私の心はどんどん静かになっていき、
収穫するという作業に一段と集中していく。
気がついたらラベンダーの大きさは一回りも二回りも小さくなっていて、
次は私が花咲こうと、新しい花芽の存在感がぐっと増していた。
収穫したラベンダーは、もう少しフレッシュな香りを楽しもうと瓶にいけた。