2015年12月25日のてしごと、「レモンのマーマレード」。
この日急に明日お客様10名近くを我が家に招くことになり、はてさてなにを用意しておこうと思ったら、冷蔵庫にレモンとクリームチーズがあった。
それなら、クリームチーズにレモンのマーマレードを練りこんで、クラッカーにのせて出すのはどうだろう?とマーマレードを作り始めた。この柑橘系のジャムとクリームチーズの組み合わせは最近のお気に入りだ。味をなじませるためにはやはり前日までには用意しておきたい。しんと静まりかえる夜の闇の中、ことこととマーマレードを鍋で煮詰める時間は、まるで聖なる儀式のようだ。
ここ最近の経験により、チーズとジャム類を別々に出して両方とも好きなだけのせて食べてくださいというより、既に出来上がったものをクラッカーにのせた状態で出した方が手が伸びやすいことがわかった。
うちのみをする時、何度も同じメニューを作り、提供することもある。その時、どうやったら相手にとって食べやすいのだろうか?相手の反応を見ながら、アイデアをもらう。
そのアイデアを形にできるよう考えながら手を動かし、日々の料理を作っている。そしてこの日々の料理をいつの日か誰かに食べてもらいたいなと想像しながら作り続ける。