ベネッセハウスミュージアムは、現代アートを中心に所蔵している美術館。
前日のイサム・ノグチの作品が私にとってあまりにも強烈だったためか、
ついつい気になってしまうのは石を扱った作品ばかり(笑。
安田侃「天秘」、リチャード・ロング「十五夜の石の円」。
いくら見ても見飽きない。
地中美術館から瀬戸内海を望む。
ベネッセハウスミュージアムの次は地中美術館へ。
芸術祭開催期間中は特に混むよ、と聞いていたので、チケットは事前にweb予約済。
案の定、チケットセンターにはたくさんの人、人、人…。
やっぱり人気のある美術館なんだなぁと改めて思いました。
なぜ地中美術館という名前かというと、建物の2/3以上が地中に埋まっているから、と学芸員の方のお話を聞いてふむふむ。
建物には電気がついていなく、全て自然光を利用した明るさ。
そのため、訪れる時間、季節によって作品がもつ雰囲気がガラッと変わるとか…。
この時点で私の興味は収蔵されている作品より、建物の持つ力に向かってしまい(爆。
モネよりもタレルよりもデ・マリアよりも、安藤忠雄にいってしまった訳です。
螺旋の通路、暗い廊下からふと部屋に入ると、地上から取り入れたわずかな光がまぶしく作品を灯す。
ひんやりとした無機質な世界が、一変して暖かく光り輝く世界へ。
モネの部屋の明るさ、デ・マリアの礼拝堂を思わせるような荘厳さ。
効果的な光の使い方。
これはどうだ!!という力強い主張は全くなく、
あくまでも作品を引き立てるための入れ物。
本当に素晴らしかったです。
今度訪れるのなら、絶対真冬はがいいなと思いました。
モネの庭