聖司さんのオープニングに、Poetic Scapeへ。『Each Little Thing』、このシリーズは私にとって熱量が高く、長い時間観ていると火傷をしてしまう。一枚一枚を短時間で、そう、ぱっぱっぱっぱっとスライドのようにテンポよく脳に憶えこませながら観るのがちょうど良い。ただ何故だろう、今回はそうではなく、一枚一枚じっくり観る方が心地よかった。それはもしかしたら、ディレクターの柿島さんがこういう風に観て欲しいと考えてセレクトし、並べたからかもしれない。なんにせよ、このシリーズを新しい感覚で観られるようになったのは、私にとって大きな収穫になったことは間違いない。
大手町のお花屋さんでお世話になっていたゆきちゃんが恵比寿に異動してからというもの、このギャラリーに行く時にはゆきちゃんからお花を買ってから歩いて向かう。歩いて15分、展示を観るという高揚した気持ちを少しずつ落ち着かせるにはいい距離だ。