2016年2月11日のてしごと、「バナナのパウンドケーキ」。
妹夫婦のお誕生日お祝い会のために焼く。
1月から試作を続けているこのケーキ、今回はようやくバナナの量が確定した。前回焼いた時は入れ過ぎてしまったのか、バナナ、バナナしていたが、今回はそんなことはなく、いいバランスになった。上にバナナを飾り、粉糖をかけるのも、見た目がきれいになってよい。これは採用することにする。あとは、砂糖の割合と粉の割合。バナナの量ばかり気にしていたのか、今回焼く時は全く気にならなかったのに、一口食べた途端に、砂糖と粉が気になり始めた。このパウンドケーキはもっと美味しくなるはず。そしてその分量が決まったら時に私のレシピが完成する。
一つのものを作ることにはまると、ひたすらそれだけを作る傾向が私にはある。それはただ単純にそのものを作ることが好きというのもあれば、今回みたいにレシピを決定するために時間をみつけては同じものを作る場合もある。どちらにもいれることは、作り続けることは大事だということ。何度も、何度も、身体に手順をしみこませるために同じものを作る。そうするとふとした瞬間に「ここはこうしたほうがもっと美味しくなるのではないか?」とぱっとひらめく。直感が働くのだろう。そうなると、そのことばかりが気になって、早く同じものを作りたくてたまらなくなる。作る、手を動かすという本能がめきめきと疼き出す。
妹夫婦を交えてこのケーキを食べる頃には、バナナの上にかかった粉糖だけがきれいに溶けていた。バナナの色が表面に現れ、生地の焼け具合、粉糖の白さと暗い色と明るい色の対比がとてもきれいだった。
粉糖は食べ始める3〜4時間くらい前にかけるとよい。この一文もレシピに追加することとする。